Running for my life

第二次スーダン内戦の戦中、多くの少年が兵士たちに拉致され、地獄のような収容所に監禁された。ロペス・ロモングも拉致された少年の一人であった。だが、彼は絶望的な状況にあっても希望を失わず、人事を尽くして天命を待った。彼は謎の三人の少年の助けを得て収容所を脱出し、矢のように走った。その前途に彼を待っていたのは、アメリカとオリンピックと偉大な使命であった･･････愛と勇気と希望と感動の実話の初邦訳‼

著者について。

ロペス・ロモン

ロペス・ロモン（1985年1月5日生まれ）は南スーダン生まれのアメリカ人陸上選手。スーダンのロスト・ボーイズの1人であるロモンは、16歳で渡米し、2007年にアメリカ国籍を取得した。
オレゴン州ユージーンで開催された米国オリンピック陸上競技トライアルで、ロモンは1500メートルで2008年夏季オリンピックの出場権を獲得した。2008年夏季オリンピックの開会式では、アメリカの旗手を務めた。
現在、ダルフール紛争に対処するため、スーダン政府に圧力をかけるよう中国に働きかけているアスリート集団「チーム・ダルフール」のメンバーである。